日本語版に関するQ&A


どの版のどの本が翻訳されるの?


2018年4月までに、2009年刊の「25周年記念版」シリーズのうち、基本ルールブック「PARANOIA Troubleshooters」、第二ルールブック「PARANOIA Internal Security」、第三ルールブック「PARANOIA High Programmers」の日本語訳が翻訳・発売されました。現在、シナリオ集(「Flashbacks Redux」「Flashbacks Redux Redux」「Materials Treacherously Deleted」の三冊からピックアップした日本独自編集版)の翻訳作業が進行中です。

「25周年記念版」ってどんな版?


1st(1984), 2nd(1987), 5th(1995), xpもとい2004年版(2004) に続く5つ目の版です。ルールとしては2004年版をスリムダウンしたもので、2004年版と極めて高い互換性を持っています。2004年版は「2ndのテンポ良く軽量化されたアプローチを保ちつつ、1stの険悪で滑稽なトーンを再強調した版」で、ルールは2ndと似ていますが互換性はありません。

なお、25周年記念版と2004年版は共に同じコンピュータ暦214年を舞台としており、これは2ndの20年後にあたります。25周年記念版およびxpの世界では、2ndシリーズ後半の秘密結社戦争・クラッシュ・リブートと、5thそのものが存在を抹消されています。

25周年記念版自体の大きな特徴は、IntSec Bluesに扮して遊ぶ「PARANOIA Internal Security」と、ハイプログラマーに扮して遊ぶ「PARANOIA High Programmers」がそれぞれ、サプリメントブックの扱いではなく単独で遊べる独立したルールブックとして製作され、基本ルールブック「PARANOIA Troubleshooters」と合わせて3部作を形成している、という点です。

(追記 2017/12/25 : 2014年10月に、第六版の発売がMongoose Publishingから発表され、2017年に発売されました。第六版の日本語版出版についても出版を検討中です)

IntSecとかHigh Programmersは翻訳されない?


その他にシナリオ集やサプリメントブックなどもありますが、これはごく率直に、Troubleshootersの売上によって決まります。次の1冊を出すには、大雑把に言って予約注文期間中に一千部程度の売上が必要になります。
(追記 : Troubleshootersの予約注文が1300部を超えたので、PARANOIA IntSecが2015年末を目標に出版されます。High Programmersの出版の有無は、 IntSec の売上の多寡によって決まります。)
(追記:IntSecが発売され、販売部数が1000部を超えたので、PARANOIA HighProgrammersが2017年上半期を目標に出版されます。シナリオ集[Flashback Redux等]や2004年版時代のサプリメントについては今のところ出版予定はありませんが、既にご自身で翻訳されたものをお持ちで、これを出版したいとご希望の方がいらっしゃいましたら、ニューゲームズオーダー社までご連絡ください)
(追記2017年7月:「Flashbacks Redux」等からシナリオをピックアップした日本独自編集版の出版が決定しました)

高くない?


どうしても少部数の想定になってしまうのと、原版自体がUSD40と値の張るものなので、これよりも価格を下げるのは難しいという判断によりこの価格に設定しております。ご理解のほどよろしくお願いします。


海外在住なんですが


PDF版については、購入について国による制限をかけていません(設定ミスにより制限がかかっていた時期があります。もし購入手続きがうまくいかないということでしたら、ご連絡ください)。


紙の本が本屋で売ってないんだけど


地方・小出版流通センターと契約して一般書店への流通を行っておりますが、流通形態の都合上、取扱書店の数はごく限定されています。なお、書店にてご注文の際は、【地方・小出版流通センター取扱の本】と書店の方にお伝えください。


Kindle版とかでは出さない?


もし需要があれば検討しますが、今のところは予定していません。
(2017年12月25日現在、「リトルレッドブック」のみKindle化されています)

DRMやその他制限みたいなものは掛かる?


Gumroadの機能により、ダウンロードしたPDFには表紙頁に名前とメールアドレスが記されます。それ以外の制限はありません。印刷も可能ですが、画像の解像度が高くないので、キャラクタシートやMBD決定テストなど、印刷して使うことが想定されるものについては、"Downloads"から別途印刷用のファイルがダウンロードできるようになっています。

一般流通されている冊子版は、PDF版付録の冊子と内容が変わる?


内容には差異はありません。

同人でPARANOIA紹介するときのガイドラインって何かある?


法律と常識の範囲内でどうぞ。基本的に事前許諾等は不要です。ルールの丸上げとかで無い限りあまりこちらから何か言うようなことはないんじゃないかと思います。
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追記:
・大雑把に言えば、公式のものと誤認されない作りであることを前提として、卓上RPG「パラノイア」の独自シナリオや独自サプリを公開・頒布・販売することは、大規模な商業展開を行うというのでも無い限り、基本的にOKとお考えいただいて結構です(大規模な商業展開を行いたい方はご連絡ください)。動画を含むリプレイや、独自キャラクターの公開等についても同様です。
・コンピューターゲーム化は常にNGです(コンピューターゲームに関しては、ニューゲームズオーダー社が権利を持っているものではありません。ニューゲームズオーダー社として原著作権保持者に問い合わせ、得られた回答に基づいています。既に公表されたので理由も述べておきますと、これは要するに公式のコンピューターゲーム版が出るので、そのコンピューターゲーム版のスタジオの意向ということです)。
・ボードゲームやカードゲームについても、ニューゲームズオーダー社が権利を持っているものではないので、自動的にはOKは出せないということになります。
・ルールブックの代わりとして用いられることを意図して作成された要約ルールの公開は、内容にもよりますがNGとなる可能性が高いものとお考えください。
・未訳サプリメントの翻訳の無認可公開もNGです(が、もし2004年版以降の未訳サプリの私家訳が手元にあり、良い出来になったので公開したい、という方がいらっしゃいましたら、ニューゲームズオーダー社までご連絡ください)。
・いわゆるグッズ類については、部数および販売手段によって判断が異なります(部数が大きかったり、利益が大きく乗るような価格設定だったり、商業流通に乗ったりすると、ニューゲームズオーダー社がライセンスを受けている権利の範囲を超えるので、概ねNGになります)。ご不明点についてのお問い合わせはニューゲームズオーダー社までどうぞ。
(2017年7月追記、2018年4月微修正)

Paranoia-Oっていうのが昔からあったよね。あれとの関係は?


関係は無いんですが、もう少し細かく言うと、概ね下記の通りです。
 ▶Paranoia-Oに関する事実
・Paranoia-Oは「パラノイア(PARANOIA)」のオンライン向け非公式ハウスルールであり、公式エディションではありません。Paranoia-Oが公式エディションであったことは過去に一度もありません。

・Paranoia-O(英語版)は、2004年後半に削除されています。

・2015年9月以前のParanoia-O(日本語版)には、著作権侵害のおそれのある記述が数多く含まれたため、2015年9月にEric Goldberg(「パラノイア」の共著者であり、著作権保持者の一人)より、合同会社ニューゲームズオーダーを通じて、著作権を侵害していると考えられる部分(※)の削除要求が行われました。
(※厳密には、そのような部分のうち、著作権保持者が公開を許可しても構わないと考える部分を除く箇所)

・2018年4月現在のParanoia-O(日本語版)には、「パラノイア」の著作権保持者(および出版社)が公開を認可している部分の記述のみが含まれます。
 ▶Paranoia-Oに関する見解
・2018年4月現在のParanoia-O(日本語版)は、RPGのルールセットとして完備ではありません。例えば戦闘ルール、秘密結社、ミュータントパワー、サービスグループ間の関係性といったものが要求により削除されているか、あるいは元々含まれていません(2015年9月以前でも、「リトル・レッド・ブック」と同程度かやや少ない程度の情報しか載っていませんでした)。

・プレイヤーが完備でないルールを用いて遊ぶ、あるいは、不完備な部分を何らかの方法で補って遊ぶことについて、出版社や著者はこれを止める法的権限を持ちません。また、プレイヤー全員の間で了解と合意が予め取れている限りにおいて、出版社としてはこれを推奨はしないものの、問題視もしていません。

・ただし、そのような形で遊ばれるゲームセッション、およびそこで用いられるルールセットは、(「パラノイア」のいずれかの版の公式なルールブックを用いて補っているのでない限りは)必ずしも「パラノイア」とは呼べないものです。従って、これを公の場で「パラノイア」と呼んで扱うと、問題が発生することがあります。これは一義的には場の参加者間の(コンベンションに関する)問題なので、通常は出版社が介入することはありませんが、一般論としてはそのような問題が発生した場合、他に特筆すべき事項がなければ、「パラノイア」ではないものを指してそう呼んだ側に非があると考えるべきでしょう。

・なお、前述の通り、2018年4月現在のParanoia-O(日本語版)に掲載されている部分については、「パラノイア」の著作権保持者(および出版社)により公開が認められていますが、これは必ずしも、この部分についてならば誰に対しても自動的に掲載・公開等が許可されている、ということを意味するものではありません。
 ▶Paranoia-O(英語版)に関するトリビア
・Paranoia-O(英語版)はおそらく2002年前半に作成されたサイトです。

・「プレイヤーセクション」と「GMセクション」の両方が掲載されたのは2002年5月と思われます。

・2003年6月頃に、Greg Costikyan(「パラノイア」の共著者であり、著作権保持者の一人)の要請により、GMセクションのほとんどが削除されました。
 ・Paranoia-O(日本語版)は、この削除が行われるより前の英語版をベースにしているものと思われます。

・サイト運営には、「パラノイア」2004年版制作スタッフの一人であるJeff Grovesが(「Mike Lemmer」名義で)参加しています。

・Mike Lemmerにより、Paranoia-Oから派生する形で、2003年にファンサイト「Paranoia-Live」が設立されます。
 ・「Paranoia-Live」は準公式的な立場のサイトに発展し、2013年前後まで続きました。

ところで、何で出すことになったの?


「いくら待っても2004年版も25thも日本語訳が出ないので待ちきれなくなって版元に聞いてみたら版権が浮いてた」(担当者談)
(担当者より:浮いてたのは日本語版の翻訳権であってパラノイア自体の版権じゃないですよ!)